弦高調整の手順

前回の弦高調整のはなしの続きで。

写真を交えて紹介しますね。


  1. ネックが反ってないかチェック、異常があったら即返品!!

  2. ヘッド側で1フレットと弦の隙間をチェック。私たちはナットが高いとか低いとか言います。

    AST60_ナット


  3. ナットが高い場合は専用のヤスリでミゾを少しだけ深くする。

    アランフェス706_ミゾ


  4. 弦高を測る。

    小平AST60


  5. 弦を外し、サドルに鉛筆で印をつける。

    アランフェス706_サドル


  6. 作業台に万力を装着しサドルを鉄ヤスリで削りサンドペーパーで磨く。

    アランフェス706_サドル


  7. 駒から弦を一旦外してもう一度張り直す。

    張り直す前(メーカー出荷時は何故かいつもよくない張り方をされている、

    弦が駒穴にストレートに入っていない。)

    アランフェス706_悪い弦

    張り直した後(弦が駒穴にほぼストレートに入っている)

    アランフェス706_良い弦


  8. 高音弦は弦を張ったときに滑って抜けないように

    いつもこのように玉止めしてます。(これは服部独自の習慣)

    弦が抜けると表面板に深いキズをつけてしまいます!大切な商品ですからいつも念には念をね。

    アランフェス706_駒

  9. 最後にもう一度弦高を測る。

    アランフェス_ナット




以上がいつも行っている調整です。大体20分前後あれば十分できます。

日付は変わって昨日5本まとめて一気に調整しました!

もうかれこれ通算で600本~700本は調整してますので手馴れたもんですが最初は失敗の連続だったんですよ。


大まかにしか紹介してませんが、弦長やメーカーの違いに応じて微妙に調整を変えています。
小平ギターの調整方法でアランフェスギターを調整するとまず失敗します。
これに気づくのに随分かかりました。。。

担当 服部文厚

この記事へのコメント

teimama
2010年05月23日 16:52
量産ギターといえでも、服部さんの最終調整があったのですね。
そういえば、写真にあるスケールや道具を見たことがありました。
何に使うのかわかりませんでしたが。
わかりやすくて良い情報です。これからも楽しみ!
服部
2010年05月24日 01:32
teimamaさま
コメントありがとうございます。
道具類に目が行ってたんですね!
また頑張りますのでよろしくお願いします!!

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